「なんだか調子が悪い!」っていう時があります。
気分が沈んで頭が回らない、何も考えられない。
または、何かしたいんだけど、何も手につかない。
それなのに気がつくと、めちゃくちゃ食べたり買ったりしてて、あとになって激しく後悔してしまう。
「調子が悪い」を放置すると、人生がどんどこ良くない方向へと転がっていきます。
取り返しがつかなくなる前になんとしても、それを自覚して食い止めないとなりません。
今回は双極性障害2型と20年つきあってきた私が行なっている、「調子が悪い!」への対処法を紹介します。
病気の方も、そうでない方も、心をいい感じな状態にしたいときに使える方法だと思います。心のどこかに覚えていてくださるとうれしいです!
「調子が悪い」に対処するには
まず、冷静に「自分は調子が良くない」と自覚することが必要です。
でもなかなか客観的に自分を見ることはできないんですよね。
特に躁状態のときは、「調子がいい」と思っていることすらあります。
今までの失敗経験から私は、「調子がいいなんて、おかしいな??」と常に自分を疑ってかかるようになりました。
自分の状態を見極める私なりの方法
調子が悪いのなら「躁が原因」なのか「うつが原因」なのかによって、対処方法が変わってきます。
正確な状態を自覚することは難しいのですが、データで見ると納得できる面があります。
体重をチェックする
私の場合、躁状態になるとなぜかダイエットしてないのに体重が減ってます。食べるのをおろそかにして別の活動をしているのでしょう。
反対に、うつ状態のときはそんなに食べてないのに体重が増えます。私の場合、うつの時には糖分が欲しくなるのでその影響だと思います。
ちなみに私は一番体重が少ないときと多いときでは、15キロくらい差があるというすごいことになってます。
睡眠がとれているか
睡眠のアプリを入れるのもいいかもしれません。
躁状態なら、確実に睡眠時間は減っています。
うつ状態は、やたら眠れるときもあれば、なかなか眠れないときもあります。
とりあえず眠れているときは回復に向かっている途中と考えられるので、ひとまず現状維持という感じですかね。
ヘルスケアアプリを見る
iPhoneに「ヘルスケア」というアプリがプリインストールされてまして、そこに歩数計が入ってます。
その棒グラフを見ると調子は一目瞭然。
躁状態のときはとにかく歩いているので、3万歩とかですね。うつ状態だと56歩(!)とか。
調べてみて躁状態っぽかった場合の対策
一番に対処しなければならないのが浪費です!!
クレジットカード払いをやめる
スマホのブラウザに覚えさせているクレカ番号を消去して、カード自体も引き出しの奥へとしまいこみます。
欲しいものがあったら、とりあえず「ほしいものリスト」に入れて3日間くらい考える。
そうするとリストの中で何かが「やっぱいらない」って脱落していきます。
あとで見て、「あーこんなのほしかったんだー」って他人事みたいになってるという。
お金のかからない何かに集中する
これも、今だったらブログいじってる。ですね。
ブログやる前は、何かを買いたいんじゃなく単に「何かをしたい」だけですから、めちゃめちゃ掃除したり捨てたりしてました。
捨てすぎて自己嫌悪に陥ることもあるんですが、買いすぎよりはマシです。
躁がグレードアップしないよう、ちゃんと寝る
寝ないと躁状態は悪化していくと、医師から言われたのでちゃんと寝ます。
眠剤飲まないとちっとも眠くないし、夜中ネットやって遊びたいんですけどね。
うつ状態っぽかった場合の対策
うつ状態寄りだった場合、「気分を上げる」よりは「気分を下げる要因」から全力で逃げることのほうが大切だと私は思います。
やっぱりちゃんと寝る
いわゆる「寝逃げ」ってやつです。
脳を休めて、回復を少しでも早くします。躁状態だったときからのたまった疲れを取ろう、と。
テレビ、ネットニュース、巨大掲示板、SNSに近づかない
引きこもりが事件を起こしたとか、芸能人のゴシップとか。
自分が責められているわけじゃないのに、ものすごく嫌な気分になってしまいます。
人は人、自分は自分だと、健康なときだったら思えるのですが、うつ傾向のときにはどうしても「自分は世間から疎まれている」という感覚が抜けません。
誰かが誰かを攻撃しているのを目にするのは辛いです。このようなメディアからは全力で遠ざかるようにします。
イヤホンで音楽を聴く
道を歩いていると、ちょっと荷物がぶつかっても舌打ちされたり、しょーもない会話が耳に入ってきたりして地味に削られていきます。
一人でいると、どんな会話も否応無しに耳に入ってくるのでそれが辛い。
音を聞かないようにすると、だいぶストレス減りますよね。
SONYのBluetoothのノイズキャンセリングイヤホンを使ってたんですが、充電式だから1年ちょっとで電池がヘタってしまい、もったいなかった気がします。
左右分離で安いやつでいいや、って。テキトーに中国製のを買いました。
ノイズキャンセリング機能がない代わりに、ウレタンフォームのイヤーピースで耳穴への密着度をアップさせてます。これだけでもけっこう違う。
イヤホンが安かったぶん、アンバランスなほどにお高いイヤーピースにしてしまったという。
まとめ。自分の決めた約束を守れなくても気にしない
「これらのことを守れなかったとしても、気にしない」というスタンスが最も重要かもしれません。
なんでも自分を責める種になってしまうので、あー買っちゃった、食べ過ぎた、ってなってもオーケー。
何事も、心配のタネを減らすことはできてもゼロにはできないのですよね。自分以外のところから横槍が入ることもありますし。
もちろん、偉そうなことを言ってるが私こそ、全然できてないし完璧ではないです!
ただ、ストレス原因の損失を少しでも減らすためのライフハックとして、私はこういうことを実行しているよ、っていう記事でした。
これを見たどなたか(十中八九、自分)が、高額な買い物や無謀な行動を踏みとどまったり、ストレスから遠ざかったりしてくれたらいいなーと願っております。