こんにちは、元占い師ブロガー・「雑草の一花(@zassou_ichika)」です。
12星座の相性占いを全パターン、コンプリートに向けて連載中です。
さて、今回は、牡牛座と水瓶座。占星術で一般的に言われている定説としては残念ながら「相性が良くない」です。
それは、牡牛座と水瓶座の性質が全く異なっているからというのが理由です。
牡牛座は「現状維持」を求めて水瓶座は「リセット」をしたがるので、お互いのやりたいことは全く違います。
しかし、現状を維持することばかり考えると弊害が起こることは多いので、リセットが必要なときも多々あります。たとえば、結婚生活を続けたい気持ちがあるけど状況として離婚した方がいい場合とかでしょうか。
牡牛座のくっつく感じと、水瓶座の離れる感じはまるで違うので両者で対立が起こるときには痛みや悲しみを伴うことでしょう。
しかし、牡牛座と水瓶座が積み上げる→壊す→積み上げる…というサイクルを繰り返していくことで、次の積み上げの時は「前の反省を生かしてより良い物にしよう」となるのが必然です。
ですから、牡牛座と水瓶座は相互に作用するとグレードアップにつながる関係性と言えるのです。
前置きが長くなってしまいましたが、牡牛座と水瓶座の相性を深く知りたい!という方は最後までお読みいただけるとうれしいです。
牡牛座と水瓶座は「スクエア」だから良くないという定説
牡牛座と水瓶座はホロスコープ上で90度の関係「スクエア」です。
交差点で直進しようとしたときに真横から車がつっこんできたら事故ります。それと同じように、真横である90度(スクエア)の関係は突然横やりを入れるような相性になります。
牡牛座の「現状を維持したい、蓄えたい」という性質と水瓶座の「手放して自由になろう」という性質は相容れないものです。
たとえば、サラリーマンになって住宅ローンを組んで一戸建てを買うつもりの人と、家なんていらないからノマド生活をしたいという人は一緒に暮らすことはできないですね。
確かに、両者の考えはかなり異なりますから一緒の方向を向いていくことはかなり難しいかもしれません。
牡牛座と水瓶座の違いとは
牡牛座は「地の不動星座」であり、「物質」に焦点があたっています。物を大切にする、目に見える結果が大切。非常に地に足がついた生き方とも言えるかもしれません。
水瓶座は「風の不動星座」であり、「思考」に焦点があたっています。既成概念にとらわれず、新しい仕組みや秩序ができないものかと日々考えます。
コツコツ働いて貯金して、という牡牛座の生き方はとても堅実ですね。そうしておけば間違いがないですし、「自分は変なことをしていない」という安心感もあるでしょう。
しかし今の時代、コツコツ働いたとしても生活は苦しいかもしれないですし貯金していたって安心とはいえない、もっと新しい生き方があるんじゃないか?と考えるのが水瓶座です。
たとえば、コツコツした仕事はAIやロボットにやらせればいいんじゃないか?それで人間はベーシックインカムで暮らしたらいいんじゃない?とか。
しかし今度は牡牛座からツッコミが入ります。
そんな生活はイヤだ!人間は機械じゃないんだから効率化だけを考えて努力のしがいのない毎日を送るなんて!今までの自分の努力はなんだったんだ!と。
牡牛座は古いもの・既存のものを維持する
牡牛座は過去を踏襲するのがセオリーです。歴史の中で実績のあることや再現性のあることが「確かなもの」として牡牛座の中に残ります。
もちろん、未知のもの、新しいものも興味がないわけではありません。知らないものがあったら、過去の実績と照らし合わせて本物かどうかを時間をかけて検討するでしょう。
検討し、吟味する作業が終わった段階で、牡牛座の中では物事は過去のもの・既知のものとして処理されるんですね。これなら大丈夫だろう、と。
しかしながら、新しく出会ったものが牡牛座の中で前例がなかったり既存の秩序の中に当てはまらないものであったりした場合は、「受け付けない」という判断になるんですね。
基本的には牡牛座は「過去」を基準にして、過去と同じものを守り通そうとする傾向が強いです。
水瓶座は新しい風を吹かせる
水瓶座もまた、物事を検討する性質を持っています。しかしそれは牡牛座とは真逆で、「今ではもう古くなってしまって、必要ではなくなったもの」を見つけるための作業です。
過去の因習、時代遅れの風習。それは本当に今も必要なの?という観点で物事をみていきます。
そして、検討の結果「いらない」と判断されたものは容赦無く捨て去ります。
古くなったものを取り去ったあとは現在・未来において使えそうなアイディアへと置き換えていきます。
基本的には水瓶座は「未来」を見据えて、過去は捨て去っていく傾向にあるということですね。
牡牛座と水瓶座の関係は悪くないと思う理由
ここまで方向性が違っていると、やはり定説通り「牡牛座と水瓶座は相性が悪いんじゃないの?」と思うかもしれません。というか実際、相性は良いか悪いかでいったら「悪い」んです。
しかし、この「悪い」はたんに相容れないというだけではなく、お互いがお互いを改善する働きを持っている類の、伸び代のある相性です。
牡牛座が水瓶座に、もしくは水瓶座が牡牛座に向けてキツいアドバイスをすることもあるでしょう。そのときアドバイスを受けた側の心は大きなダメージを負うかもしれません。
しかし、むしろそのアドバイスが的確すぎるがゆえにダメージを受けるということでもあるでしょう。
牡牛座と水瓶座は相互作用によって、より良いものを作り出す可能性をひめた関係なのです。
牡牛座と水瓶座は「こだわりの○○」を作り出すという共通点
牡牛座と水瓶座で共通しているのは「こだわりの〇〇」を作り出す、という点だと思います。こだわりの料理、こだわりのモノづくり。
もちろん、着眼点は違ったものにはなると思うのですが、成果物をみたら牡牛座と水瓶座は素直に「すばらしい!」と相手を讃えるんじゃないでしょうか。
具体的には、伝統産業と最新テクノロジーをコラボするとか。古くなったものを最先端技術で修復するとか。
牡牛座と水瓶座がコラボすることによって得られるものは本当に大きいと思います。過去と未来が交錯したところに現在があるわけですから、まさに今必要なものが牡牛座と水瓶座の力によって作り出されるというわけなんです。
牡牛座と水瓶座の相互作用で物事がリフレッシュする
牡牛座と水瓶座は「積み上げる」「壊す」の作用を担っています。スクラップアンドビルドという言葉がある通り、新しく作り直すというのは定期的に行われるべきことなんですね。
積み上げられすぎたら、傾いたり崩れたりします。適切なタイミングで、見直しを図って修正していかないと物事は知らない間に停滞して腐敗する方向へと向かいます。
壊しっぱなしでもいけませんから、また積み上げることももちろん必要です。リフレッシュして、またやりなおす。
牡牛座と水瓶座はお互いの活動に「待った」をかけて、最終的にベストな方向へ持っていく作用を持っている組み合わせだとも言えるのです。
牡牛座と水瓶座の組み合わせは今の時代に必要!
さて、現在牡牛座に天王星が入っています。天王星は水瓶座の支配星なので「牡牛座の中で水瓶座的な要素が発揮される」ということでもあります。
それはどういうことなのかというと、「お金」「所有」「肉体」の概念が変わってくるということなんです。
お金に関して言えば、格差社会を今後どうしていくかという問題もあります。一部の人間が積み上げすぎた富をいかに崩して再分配していくのか。
また「所有」自体を極力減らしたいということで「シェアリングエコノミー」というものもありますね。またお金自体を紙幣や硬貨ではなくキャッシュレスにしていくというのもあります。
「肉体」に関していうと、少子化で新しく生まれる肉体じたいは減っていくものの、遺伝子編集や再生医療などで肉体が長持ちする可能性もあるという。義足や義手などのテクノロジーも格段に進化していますし。
またAIにディープラーニングさせて「亡くなった人がいかにも考えそうなこと」を作り出す取り組みもありますね。
つまりは
「たくさんのお金を持たなくても、パーフェクトな肉体を持たなくても、できることは色々あるんじゃないの?」
という感じでしょうか。
これらはまさに、牡牛座のコンセプトと水瓶座のコンセプトをぶつけたところに生まれるものなんじゃないかと思うわけです。
[box06 title=”あわせて読みたい”]牡牛座天王星時代については「お金の概念が変わる2018〜2025年。占いで今後の世の中を予想!」でも書いていますのでよろしければご覧くださいね。[/box06]
まとめ。牡牛座と水瓶座は合わないけどいいコンビ
牡牛座と水瓶座は、まるで違った意見を持っている組み合わせではあります。違っているがゆえに、お互いに不快感を感じることもあるかもしれません。
自分の意見を思いも寄らない形で否定されて悔しいこともあるでしょう。しかし、その衝突は決して無駄ではありません。
お互いの切磋琢磨があってこそ、実現できることがあるのだと思います。そして古くて新しい、素晴らしいことが牡牛座と水瓶座によってもたらされることになるはずです。
牡牛座と水瓶座はお互いに耳が痛い意見にこそ耳を傾けて、参考にしてみてくださいね!
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