こんにちは、元占い師ブロガー・「雑草の一花(@zassou_ichika)」です。
12星座の相性占いを全パターン、コンプリートに向けて連載中です。
ここのところは蟹座と他の星座との相性を書いているわけなんですが。
蟹座は「家」「ホーム」の意味があるので、まさにこのコロナでステイホームな日々にマッチした感じですね。
さて今回は、蟹座と射手座。
射手座は蟹座とは全く違って、「外に出ていく」星座です。冒険の旅にでかけるような感じです。
蟹座と射手座は性質が異なるので、一般的には「相性が良くない」とされている組み合わせではあります。
ですが、その違いを生かしてお互いの苦手をカバーしていけば、無限に伸び代のある相性だと私は思いますよ。
そんな蟹座と射手座の相性、さっそく詳しく見ていきましょう。
蟹座と射手座が相性が良くないと言われてしまう理由
蟹座は「水の活動星座」で射手座は「火の柔軟星座」です。
水の星座である蟹座は「感情」を重視し、火の星座である射手座は「直感」を重視します。
水と火ですと、水が多すぎると火を消してしまいますし、火が多すぎると水を蒸発させてしまいます。
それと同じく、感情ばかりを重視してしまうと新しくもたらされた直感は受け入れられないことが多いですし、直感ばかりを重視すればついていけなくなった感情が傷つきます。
ですから、水の星座である蟹座と火の星座である射手座は「相性が良くない」と言われてしまうわけなんですね。
蟹座は自分の世界を充実させたい
蟹座の大切にしているのは、「自分の世界」です。
それは、狭い意味では自分の家の中、自分の部屋の中、自分の仲間ですが、もっと広くすれば「自分の仲間」ということになります。
たとえば、古いですがペヨンジュンさんはファンのことを「家族の皆さん」とか呼んでいたんですよね。
そんなかんじで、狭い広い、人数が多い少ないありますが、「自分の王国」っていう感じが蟹座の世界です。
この自分の王国、自分の世界、自分のテリトリーという囲まれた中の状態を良い状態にしていきたいというのが蟹座です。
射手座は自分のテリトリーを広げたい
一方、射手座は慣れ親しんだ自分の世界から外の世界に出ていく星座です。
外国へ行ったり、自分の知らない世界を覗いたりしたい、広い世界を知りたいと思うのが射手座です。
あとはスポーツとか政治の世界とか、マスコミとかで「戦う」感じ。社会に勝負を打って出る感じです。
蟹座と射手座がうまくいくためには
さて、蟹座と射手座の性質の違いがわかったところで、これをどう生かしていくのかを考えていきます。
蟹座は自分の領域を守る感じではあるのですが、やっぱり諸行無常とういかいくらがんばっても同じ状態が続くわけじゃありません。
それに蟹座は活動星座ですから、現状維持で何もしないのではなく、むしろ自分の領域を守るための活動は積極的にやっていきたいんです。
ですから、自分の領域を常に快適に保つためには、たまには新しいものを取り入れていく必要はあるのですね。
そこで、射手座の人の生き方は蟹座にとってヒントになります。
射手座はいろいろな世界を知ろうとしていますから、蟹座では思いつかないような新しい視点をたくさん持っています。
蟹座が煮詰まってしまった時、射手座は「ひとつのことに拘らなくても良いのでは?」というメッセージを与えてくれるでしょう。
もしそこで、射手座の視点を取り入れることができたなら、蟹座の「王国」はひとまわり大きく、強いものになっていくはずです。
射手座は「旅」の星座。「家」の星座である蟹座に、素敵な「お土産」をくれるということもあるということですね。
逆に、射手座から見た場合に蟹座が何をもたらしてくれるか、ですが。
射手座は常に未知のものに心を奪われているので、知らないうちに疲れが溜まっています。広い世界を知れば知るほど、自分の不確かさや不安定さを自覚することもあるでしょう。
そんな寂しい旅路の中で、蟹座の「ホーム」感覚に出会うと、なんとも言えない安らぎを覚えるかもしれません。
それはまるで、砂漠のオアシスのようです。自分にとっては未知の場所であっても、そこに根付いて生活している人はいるわけで。
蟹座の「ホーム」の要素は本当に力強いです。
射手座に蟹座のようななたくましさや根を張るような力強さが加わったならば、よりいっそう射手座が蓄えてきた知識は生きてくるんです。
蟹座から見た射手座はこんな人
自らの安全を重視する蟹座にとって、射手座は無鉄砲であぶなっかしい存在に映るかも知れません。
射手座は思いつきで大きな冒険に打って出たりします。その姿に憧れる場合もあるでしょうし、ドン引きする場合もあるでしょう。
また、蟹座にとって射手座はちょっとワイルドすぎるというか、ちょっとガサツに思うところもあるかもしれません。
射手座が思いつきで言った発言によって傷つくこともあるでしょう。
でも射手座はあまり深く考えていないですから、あまり気にやまないようにしてくださいね。
射手座から見た蟹座はこんな人
射手座から見ると蟹座はちょっと古風というか、「常識的」すぎるという感じはあるかもしれません。
射手座はどちらかというと、新しい生活様式だったりグローバルスタンダードの方に合わせたい感じですが、蟹座は日本ならではの伝統的な価値観を大切にしがちなところはあります。
これは失礼だ、とか、御行儀が悪いだとか、注意されることもあるでしょう。
仲良くなりたくないのであれば、反論しても良いと思いますが、もし避けられない相手なのであれば「相手は独特の風習を持った少数民族のようなものだ」と割り切って、異文化に触れたとでも思ってやりすごしてください。
蟹座が射手座と付き合う上での注意点
蟹座は、射手座の意見に必ずしも賛成ではないことが多いでしょう。
しかし、「そんな考え方もあるんだな」と心に留めるのみにしておいてください。
決して、「それは間違っている」という批判や攻撃をしないように注意しましょう。
蟹座と射手座の場合、どっちかが間違っていてどっちかが合っているということではないのです。
そして、実は蟹座と射手座の場合は「先に攻撃した方が負け」なのです。
「貴重なご意見として伺っておきます」と大人な対応ができた方が勝ちなんですね。
攻撃すればするほど、蟹座の王国は小さなものになってしまいます。
射手座の意見も取り入れるか受け流すかできるような、良い状態を蟹座自身が保っていけるかが重要なんですね。
また、蟹座が求めるような「密」な関係は残念ながら射手座が与えてくれる感じではないですね。
射手座は束縛されていると感じ、逃げ出す感じになってしまうと思います。
射手座が蟹座と付き合う上での注意点
射手座は未知のことを求めていますが蟹座は安心感を求めているので、基本的に方向性は違うということを念頭に置いてつきあってみてください。
射手座は、自分の思うように行動していると蟹座に不安を与えがちだということを頭に入れておきましょう。
ことさらに、安心感を与えるような言葉や態度をとるよう心がけてみてください。
二人だけに通じるような内輪ネタを作ったり、蟹座の身近にあるものに例えて話すなどして「自分の見てきた世界もあなたの世界と似ている部分があるんですよ」ということを強調してみてはいかがでしょうか。
そうすることによって、蟹座は自分の世界を広げることができますし、射手座は自分の考えが具体化して世の中の役に立つ形に変換されるのを感じることができるはずです。
まとめ。蟹座と射手座はお互いの違いを自覚して行こう!
蟹座はインドア、射手座はアウトドアというと極端かもしれませんが、イメージはそんな感じです。
ドアの中は安全な日常がありますし、外は危険だけど刺激的な環境が待っています。
家にずっといたら退屈ですけど、家にまったく帰れないのは不安すぎますね。
家にいて英気を養って、外でがんばって疲れて、また家に帰る。
その営みを象徴的に表したのが、蟹座と射手座の関係なんじゃないかと思います。
まったく違う性質ですが、両方があるとすごく助かる。というのが両者の相性。
性質が違うからと言って「敵」だとかそういうことでもないんですね。
蟹座と射手座はお互いを鍛えるような、お互いを良い方向に持っていくような作用がありますから、ぜひ協力してバランスよく高め合って行って欲しいな〜と思います。
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