こんにちは、元占い師ブロガー・「雑草の一花(@zassou_ichika)」です。
12星座の相性占いを全パターン、コンプリートに向けて連載中です。
今回は、蟹座と天秤座の相性です。
一般的に占星術では、蟹座と天秤座は「相性が良くない」とされてはいます。
…が!個人的意見としては「性質が違う」だけであって「良くない」ってことはないと思います。
まったく違う性質のふたりが仲良くするには、確かにそれはもう、なみなみならぬ努力が必要かもしれません。
しかし仲良くなってしまえば、なかなか離れがたいのが蟹座と天秤座。
やっぱり「苦労しただけのことはある」みたいな感じはあると思いますよ!
蟹座と天秤座、どういった点が違っているのか?
ポイントを押さえておけば仲良くできるヒントになるはずです。

蟹座と天秤座の対人関係の違いとは?
どの星座でもそうですが、性質の違いが最もわかりやすいのは「対人関係」なんじゃないかと思います。
蟹座の対人関係の築きかたと天秤座の対人関係の築きかたとでは、かなり違いがあると考えられます。
どんな人を選んで、どんな関係を目指すか。
それが蟹座と天秤座とでは異なります。
ですから、蟹座と天秤座の間で
「自分がこう思っているから、相手もこう考えるに違いない」
と思い込んで物事を進めようとすると、うまくいかない可能性が高いですね。
お互いの違いを念頭に置いた上で、うまくやっていく方法を模索するしかないでしょう。
では蟹座と天秤座、それぞれの対人関係のメカニズムについて解説していきますね。
蟹座は同質の人を身内とし他を排除
蟹座は「水の活動星座」という分類になります。
水の星座は「感情で一体感を得たい」という性質があります。
蟹座は積極的に「感情で一体感を得られる集団」を作っていきます。
それは家族であったり、友達同士であったり、恋人との関係もそうです。
そして蟹座にとって「感情で一体感を得られる人々」と「その他の人々」の間には明確な線引きがあります。
一体感が得られなかった人は蟹座にとっては「よそ者」となり、排除する方向へ向かいます。
またはそのよそ者を「仮想の敵」のようにあつかい、自分たちの集団の結束をより強める方向へ向かいます。
あまり良い喩えではないかもしれませんが、為政者が国民をまとめるために仮想敵国を作ったりするという、そんな感じです。

ですから当然、蟹座が仲良くしたいのは「自分と一緒」だと感じられるような人、自分と同じような人ということになりますね。

天秤座は異質な人と一対一の関係を築く
天秤座は「風の活動星座」です。
風は知性をあらわします。知性があると言うことは、洗練された会話センスやファッションセンスにつながりにつながり、それが天秤座の社交における武器となるんですね。
人々が集まるパーティ、その中で次々といろいろな人に挨拶して会話するようなイメージなのが天秤座です。
また天秤座は「パートナーシップ」の星座でもあります。天秤座には、素敵なパートナーが絶対に必要です。
素敵なパートナーだね、というときに必要なのは「調和」「バランス」じゃないでしょうか。
どちらかが目立ちすぎてもだめで、どちらかがどちらかに依存していたりベタベタしすぎてもお洒落じゃない、みっともない、と天秤座は考えます。
蟹座と比較したら天秤座は「相手との一体感」はそれほど望んでいない感じですね。
むしろ自立した二つの個性がお互いを引き立てあって存在しているという意味での、二人でひとつ、というところを目指しています。
たとえば、ダウンタウンが松本さんふたりだったとしたら良くないですし、B’zが松本さんふたりでも良くないですよね(謎の松本さん縛り)。
いいパートナーシップであるためには、ふたりは違っている必要があるんですね。そしてどちらもが輝いていなければなりません。

蟹座から見た天秤座
蟹座から見た天秤座はちょっとチャラい、調子がいいみたいなところはあるかもしれません。八方美人というか。

蟹座は同質な人とつるんでいたいので、天秤座がどんな人に対してもテキトーにうまく付き合えるのがちょっと信じられません。
蟹座は天秤座に仲間になって欲しいと思いますが、天秤座は様々な人と広く社交していくので、完全に誰かの仲間になるのはとりあえず保留しておきたいところがあります。

天秤座から見た蟹座はこんな人
天秤座はいつも冷静でスマートで賢くありたいので、あまり感情を表に出すことはありません。
蟹座は自分の感情をベースに動いているので、どうしても気持ちが出てしまいますね。
それを天秤座から見ると「なんか素直だな、素直って強いな…」と思うこともあるでしょう。
しかし蟹座は強い時もありますが、急に弱くなってクヨクヨすることもあります。
そんなときは天秤座は「えー!そんなに気にするなよ〜明日は明日の風が吹くよ?」みたいに言いたくなるでしょうね。
蟹座が天秤座と付き合う上での注意点
蟹座は天秤座と仲良くしたくても、グイグイ行くのは良くありません。
グイグイ行くというのは、二人の人間関係がバランスを欠いた状態になるので、バランスを重んじる天秤座はびっくりして反射的に逃げてしまいます。
とはいえ、グイグイしないと何も始まらないということもあると思うので、蟹座からいかないとダメではあるんですよね。
ですから、「グイグイしすぎたな」と思ったらサッと引くこと。これでバランスがとれます。
あとは、家庭的な雰囲気やほっこり感のアピールは天秤座にはあまり効きません。家庭的な雰囲気は結婚してからいくらでも出せます!
おしゃれ感を重視する天秤座には、とりあえずは都会的な雰囲気や今どき感を出す方がいいですね。
天秤座が蟹座と付き合う上での注意点
蟹座は「親しみを持てるか」「自分と似ているか」というところを重視します。自分と似ている相手なら安心できて、仲間だと思ってくれます。
ですから蟹座と仲良くするためには、蟹座を徹底的に観察して合わせていく努力が必要です。
ついつい天秤座は、異質なものを観察するような視点、珍しいものを見る視点で蟹座のことを見てしまうかもしれません。
蟹座はそういう目で見られるとけっこう気にしますし、警戒心をもちかねません。
あくまで、「蟹座と同じ目線に立っている」というスタンスでいなければならないでしょう。そのためには、共感することが何より大切です。
「それ、わかる〜」「自分もそうだよ」と、積極的に「あなたと私は同じ」をアピールしていきましょう。
蟹座が求める関係性は「似たもの同士」ですから、そうなれるように心がけてみてくださいね。
まとめ。蟹座と天秤座はお互いの役割をしっかり持つのがおすすめ!
蟹座と天秤座は人々の関係性の捉え方が違うということ、なんとなく伝わりましたでしょうか?
蟹座は人々を「私たち」と「その他」に分類します。
天秤座は「あなたと私」という一対一の関係をそれぞれの人に対して作っていきます。
たとえばふたりが仲良くなりたいと思った時、蟹座は天秤座を「私たち」に引き入れたいかもしれませんし、天秤座は蟹座とそれぞれが個性を持った対等な関係を築きたいかもしれません。
「仲良くなる」に対しての考え方はまったく違うけれど、「仲良くなりたい」という思いは一緒です。
それなのに、望んでいる理想の形が違っているからすれ違いになるかもしれず、本当に難しいと思います。
ですが、この記事を読んでくださったならば、お互いの違いについてはなんとなくご理解いただけたと思うので、その違いを生かす方向に行っていただきたいなーと思います。
たとえばですが、蟹座は「仲間づくり」を担当し、天秤座は「交渉ごと」を担当する。そうすればお互いの苦手分野をカバーしてかなり強力なコンビになれるはずです。
「努力すればすごい結果を出せて、離れ難くなる」というのが蟹座と天秤座の相性。決して「悪い相性」ではありません。
この記事をヒントに、蟹座と天秤座のおふたりがうまくいくことを心から願っております!

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