こんにちは、元占い師ブロガー・「雑草の一花(@zassou_ichika)」です。
12星座の相性占いを全パターン、コンプリートに向けて連載中です。
今回は、獅子座と山羊座。一般的には、噛み合わない、相入れないとされる組み合わせだったりします。
獅子座の天真爛漫さと、山羊座の老成した雰囲気は確かに対照的です。
しかし個人的には、あまりに価値観が違うので逆に新鮮で、リスペクトすらし合っているように見えるんですよね。
「決してマネできないけど、あいつはスゴイ」とお互いに思っている関係というか。
ライバルっていうのともまた違いますが、いい刺激になる関係ですね。
足並みを揃えて一緒にタッグを組んでやっていくよりも、それぞれが思い思いのやり方で生きていく方が、結果的にうまくいくかもしれません。
ベッタリいつでも一緒にいるのは難しいんですが、適度な距離を保てるようにしていけばいいのではないかと。
獅子座と山羊座が合わないとされる理由
冒頭に書いたように、占星術では残念ながら一般的に「獅子座と山羊座は相性が良くない」とされています。
その理由としては、「人生観・価値観が違う」ということがあるでしょう。
獅子座は「火の不動星座」。火の星座はインスピレーションによって自分の行動を決めます。
獅子座にとって大切なのは「自分が情熱を燃やせる何か」です。「ワクワク感」と言ってもいいかもしれません。
一方山羊座は、「地の活動星座」。地の星座は事実に基づいて、目に見えるものを信じて行動していきます。
山羊座にとって大切なのは「確実性」「安全性」というような、地に足のついた間違いないものです。
現状にもし確実性や安全性が欠けている部分があれば、そこをまず改善していきます。
「ワクワク」をとるか、「安全」をとるか。それはかなり、価値観が違うといえるのではないでしょうか。
獅子座と山羊座の方法論の違い
もうすこし細かく獅子座と山羊座の違いを見ていきます。
ワクワクを大切にする獅子座と、安全を大切にする山羊座ですが、それを達成するための方法も違います。
例えば、ある獅子座の人が「自分がワクワクしたいから」という理由で「会社社長」になりたいと思ったとします。
他方、山羊座の人が「確実に老後の蓄えがしたいから」という理由で「会社社長」になりたいと思ったとしましょう。
この場合、「会社社長になる」というゴールは一緒ですが、動機がまず違いますよね。
そして、このゴールに到るための方法論も、獅子座と山羊座とでは違ってくるということなんです。
獅子座は協力者を募る
獅子座が目標や夢を実現するためにどうするか。それはまず「自分はコレがしたいんだ!」ということを周りに宣言するんですね。
「会社社長になる」の例でしたら、「〇〇を取り扱う会社の社長になりたい」と言って周ります。
そうすると、その熱意に動かされた人々が協力してくれたり、情報をくれたりします。
基本的に獅子座は、王様・女王様のような性質ですから、なるべくめんどくさいことは人にやらせたいです。
獅子座自体はただ、夢だけを追い続けて人に語っていけばいいのです。
そうやって周りを感化して、獅子座中心の体制が整ってくるんですね。
山羊座は自分の努力で達成する
山羊座が例えば会社社長になると決めた時。獅子座とは逆で自分の努力と綿密な計画だけが信じられることです。
他人なんてあてになりません。ものすごーく慎重で石橋を叩いて渡るのが山羊座なんです。
ですから、何年以内にコレをこうやって達成して…というロードマップを描き、それを着実に実行していくことになります。
もちろん、周りの人の助力も得たいですし、組織の中でうまく立ち回っていくことも山羊座にとっては必須です。
目上の人に気に入られるように振る舞っていき、やがて実力・人望ともに文句なしの人物と周りからもお墨付きの人物となっていくでしょう。
獅子座は子供、山羊座は大人に例えられる
さて、獅子座には「子供」という意味もあります。子供ならではの無邪気さ、遊び心。楽しさを大切に日々を生きているのが獅子座です。
山羊座は逆で、「大人」という意味があります。支配星も土星という、秩序やルール、義務や責任の意味のあるものです。
世の中子供の要素だけではうまくいきませんし、大人の要素だけでもなんだか楽しくはありませんよね。
獅子座と山羊座は対照的な、しかしどちらもとっても大切な要素を持った星座です。
獅子座は山羊座の世界を垣間見ることで、山羊座は獅子座の世界を垣間見ることで、うまくいかなかった部分を発見して次に生かすことができるんじゃないかと思います。
獅子座からみた山羊座はこんな人
山羊座は人生の計画も完璧で、ちゃんと言葉で説明できるような具体的なプランを持っています。
そんな様子を獅子座が見ると、まるで超人というか、同じ人間とは思えない!くらいに感じるかもしれません。
獅子座は心のままに突き進んでいくほうですから、山羊座があまりにちゃんとしているので引目を感じてしまうくらいでしょう。
到底自分には真似できない、真面目で大人で努力家。というのが獅子座から見た山羊座の印象かもしれません。
その一方、山羊座には獅子座のような大胆さ、剛気さというものがありません。
なので、獅子座は山羊座に対して、臆病なやつ、チマチマしたやつ、という印象も持つ可能性はあります。
山羊座からみた獅子座はこんな人
山羊座から獅子座を見ると、あまりにも行き当たりばったりに生きているように思えるかもしれませんね。
行き当たりばったりなのに、人から慕われて、うまくいってる獅子座を見ると、なんでそんなんでうまくいくんだよ!と苛立ちを覚えることもあるでしょう。
自分は入念に調べて、念には念を入れて人生設計をしているというのに、獅子座ときたら…と思うのも無理はありません。
しかし山羊座は慎重すぎて考えすぎてチャンスを逃してしまうということもあります。
獅子座が山羊座と付き合うための注意点
山羊座は基本的には、win-winの関係か自分が得をする関係を築こうとします。
獅子座は「楽しい」関係を築こうとするので、山羊座の得たい交友関係とはまた違った観点で一緒にいる人を選ぶと思います。
山羊座に気に入ってもらうためには、自分が山羊座のために何ができるかをきちんと説明できるくらい具体的にしなければならないので、ちょっと面倒かもしれませんね。
個人的に提案したいのは、山羊座のために自分を曲げてしまうのではなく、獅子座は獅子座のやり方で成功した人生を送ること。
それが山羊座に近づくための「急がば回れ」の方法なんじゃないかと思います。
山羊座が理詰めで考えてしまって行き詰まった時、輝いている獅子座をみて、自分が忘れていた無邪気さ、楽しさ、遊び心をもう一度思い出してもらうこと。
それが結局はお互いのためになるのではないでしょうか。
山羊座が獅子座と付き合うための注意点
山羊座は、とても楽観的な獅子座を見て、羨ましいと憧れることもあるかもしれません。
心配事を発見してそれを確実に潰していける山羊座はとても有能な方ですが、それが楽しくないことももちろんありますよね。
でも獅子座の生き方を山羊座が真似したとしても、あまり快適ではないはずですから、獅子座に合わせようとするのはやめておきましょう。
獅子座はツメが甘かったり脇が甘かったり、とにかく甘い部分があります。
そこを発見して直していけるのが山羊座の良いところ。
獅子座の弱点を補ってあげるような働きをしてあげると、とても感謝されるのではないかと思います。
まとめ。獅子座と山羊座はお互いのやり方を参考にしよう
獅子座と山羊座はかなり人生観が違うのですが、それだけに、いつも新鮮な刺激を与えてくれる関係だとも言えます。
似てるけどちょっと違う、とか、中途半端に「相入れそう」な要素を持っていると、そこがずれてしまった時に問題になります。
が、獅子座と山羊座は全く違っているので逆にその心配はないくらいですね。
獅子座が獅子座なりのやり方でやっていても、つまづく時はあります。山羊座も同じです。
こんなにポジティブでもダメなんだな、とか、こんなに計画的なのにダメなんだ、とか、どんなやり方をしても挫折することはあるでしょう。
そんなとき、状況に風穴を開けるのは「全く価値観の違う人との出会い」だったりします。
獅子座と山羊座が出会う時、「世の中にはいろいろな人がいるんだなあ、自分も頑張ろう」という気持ちが生まれるでしょう。
自分に喝を入れたいとき、リフレッシュしてやり直したい時などに、獅子座と山羊座は刺激を与え合える素敵な関係なのではないかと思うのです。
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