こんにちは、元占い師ブロガー・「雑草の一花(@zassou_ichika)」です。
12星座の相性占いを全パターン、コンプリートに向けて連載中です。
今回は蟹座と魚座の相性です!
蟹座と魚座は、一般的に「良い相性」とされています。
心や感情を大切にする蟹座と魚座は、価値観も合っていてすぐに意気投合しやすい組み合わせなんですね。
ざっくり言うと、「蟹座も魚座も優しいからうまくいく」という感じでしょうか。
とはいえ、「どのように」心や感情を大切にするのか、「誰の」心や感情を大切にするのか、という点では蟹座と魚座では違いがあります。
その違いと共通点とをうまく意識しながら、蟹座と魚座がうまくやっていくために、この記事が何かの参考になったらうれしいです!
蟹座と魚座が良いコンビである理由
蟹座と魚座は占星術では「トライン」という位置関係にあり、調和の関係にあります。
トラインになっている星座同士は、同じものを大切にしていて、なおかつそれぞれ違うやり方で自分の理想を実現しようとするため、連携もやりやすいんですね。
同じやり方でもいいんですが、それだと共倒れになる可能性がありますから、方法論は違っていた方がいいんです。
では具体的にどのような価値観でどのようなやり方なのかを比較してみますね。
蟹座と魚座はともに「心」を大切にしている
蟹座は「水の活動星座」で魚座は「水の柔軟星座」です。
水の星座はとても「人の気持ち」を重視しています。
たとえば何か問題が起こったとき、何を重視して問題を解決していくかによって結果は違います。
火の星座なら、「今後有利になる画期的な方法」を用いて解決するかもしれません。
地の星座なら、「金銭的損害が最小になる方法」を用いるかもしれません。
風の星座なら、「もっとも合理的で公平で無駄のない方法」。
そして、水の星座である蟹座や魚座は「人の気持ちがいちばん穏やかになる方法」を選ぶでしょう。
ようは「優しい」ってことですね。
蟹座は仲間や家族に親切にする
蟹座はその「優しさ」を発揮する範囲を明確にしているのが特徴です。
蟹座は、基本的に「自分の身内」に優しくします。
もちろん、「人類みんな身内!」みたいな境地に到ることができたら、人類全員に優しくするでしょう。
しかしながら、あまりそこまで達観している人はいないでしょうから、共感できる人を「身内」と定義してそのコミュニティーの中で優しさを発揮していく人がほとんどです。
魚座は誰にでも手を差し伸べる
一方魚座が優しさを発揮するのは「とくに決まってない」という感じです。
「隣人愛」という言葉がありますが、これは「自分の隣の家に住んでるご近所さんに愛を注ぐ」という意味ではありません。
たまたま隣にいただけの人にも愛を惜しみなく注ぐことができるということなんですね。
蟹座から見た魚座はこんな人
蟹座はリーダーシップをとったり人をまとめていく力強さをもっています。
いっぽうの魚座は蟹座に比べて「なんでもいいよ〜」という緩い感じなので、蟹座にとっては「ちょっと頼りないな」と感じるかもしれません。
魚座自分の意思を押し通すところが少ないので、「何を考えているかつかみにくい」ということもあるでしょう。
魚座の「フワフワした感じ」は蟹座が「身内」と感じるためにはいまひとつ手応えが感じにくく、どうしたら魚座が喜ぶのかもわからず、対応に困ることもあるかもしれません。
しかし魚座は蟹座に対して「真っ向から対決」とか「苦言を呈する」みたいなことはしないはずです。
ですから、蟹座は魚座に対して自由に自分の意見を言えて「気安い相手」になります。
蟹座が魚座を、その気安さから「身内」と思えるまでに時間はかからないでしょう。
魚座から見た蟹座はこんな人
魚座は世界全体に、満遍なくほわーっと慈しみの気持ちを持っているので、蟹座の「身内だけ愛する」みたいな態度は「ちょっと強すぎる」と感じてしまうかもしれません。
良くも悪くも自分を持っている、エゴも持っているという感じです(エゴというと良くないことのようですが、エゴは別に悪いものではないです)。
魚座にとって「強烈だな」と思う面があっても、魚座はそれを嫌だなと感じるわけではないと思います。
むしろ、「あの力強さ、決して自分には真似できないな〜」というリスペクトすらあるかもしれません。
表面上「蟹座は魚座を引っ張っていってくれる人」という感じがするのですが実際は逆です。魚座の思っていることを具体的レベルに落とし込んで実行する「実働部隊」なのが蟹座なのです。
ですから、魚座は蟹座に漠然と「こうなったらいいな〜」という理想をそれとなく伝えておくのがおすすめです。蟹座が汲み取って現実にしてくれるかもしれませんからね。
蟹座が魚座と付き合う上での注意点
魚座は割と「みんな違ってみんないい」みたいな価値観ですから、好き嫌いをはっきり出す方じゃありません。
ですが決して魚座「どうでもいい」わけじゃなく、自分なりの考えはもっています。ただそれを人に押し付けるのは苦手なので黙っているだけということもあります。
蟹座が早合点して「自分だったらこうされたら嬉しいから、魚座だって喜ぶはず」と、良かれと思ってやったことが本当は魚座の意に沿わないものだった。という可能性もあります。
ですから、根気がいることかもしれませんが、魚座がどのような考えを持っているかはよーくじっくりと、話を聞き出してみてください。
その真摯な姿勢こそが、魚座の心を動かし、蟹座のことを信頼してくれる基礎となっていくはずです。
魚座に対して決して決断を急かしたり、答えを決めつけたりはしないでくださいね。
魚座が蟹座と付き合う上での注意点
魚座は性善説っぽいところがありますし、自分も他人も分け隔てなく、全ての人の心を大切にするようなところがあります。
でも、それは魚座だからこそのことです。
蟹座は本当は「自分の心」を一番大切にしたいのです。
気のおけない仲間を周りに配置して安心感を得たいという、人間らしい感情を蟹座は持っています。
魚座は「それぞれがみんな、それぞれ幸せになって欲しいな〜」という感じなので、ちょっとそこは違います。
もし蟹座と仲良くしたいのであれば、いつもは「全人類の味方」でありたい魚座も、ことさらに「私はあなた(蟹座)の味方なんだよ」ということを強調しましょう。
そうしないと、蟹座にとっては魚座の愛は漠然としいて分かりにくく、伝わりにくいんですね。
まとめ。蟹座と魚座は優しさと愛を大切にできる!
蟹座と魚座は、それぞれのやり方で優しさと愛に溢れた世界をつくりたいと考えています。
蟹座はまずは自分の身内から確実に、魚座はまずはたまたまその辺にいた人から愛を実践します。
やり方は違っても、どちらもゴールは同じなはずなんですね。
蟹座と魚座が連携すれば、そこに癒しの場が生まれます。そしてそれは周囲にも何かをもたらしてくれるでしょう。
蟹座と魚座はぜひ協力して、この世界をよりよい場所にするよう活動して欲しいですね。
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