こんにちは、元占い師の一花です。

このたび全72回にわたる「相性占い」の連載をしていくことにいたしました。今回はその記念すべき1回目「牡羊座と牡牛座の相性」です。
牡羊座の方で、「牡牛座との相性を知りたい」という方、牡牛座で「牡羊座との相性を知りたい」という方。
お互いの性質を理解して、より良い関係性を築くためのヒントになればと思っております。
なお、特に恋人や夫婦、仕事仲間などと特定の関係を想定しているわけではありません。どんな関係でも応用できるように「人と人として」というスタンスで書いていきますね。

牡羊座と牡牛座は相性が悪いの?
ネット上では「牡羊座と牡牛座」の相性はどのように書かれているのかな〜?
と、何となく調べてみてビックリしました。
「牡羊座と牡牛座の相性は悪い」
と書かれている記事が多いじゃないですか!
私は今までそんなこと一度も思ったことありませんでしたし、そんなことはどの先生にも聞いたことがありません。
牡羊座と牡牛座は、むしろ「相性の良い」部類の組み合わせだという認識でした。それではなぜ「相性が悪い」と思ってしまう人が多いのでしょうか?

牡羊座と牡牛座は性格が全く違う!
思い当たる「相性が悪い」要素と言えば、「牡羊座と牡牛座は性質が真逆」だということでしょうか。
一言で言うと牡羊座が「陽」で牡牛座が「陰」という関係です。
牡羊座は外にエネルギーを「発散する」性質で、牡牛座は内にエネルギーを「ためこむ」性質なんですね。この正反対の性質が「相性が悪い」と言われるゆえんかもしれません。
具体的にいうと牡羊座はスピーディーに行動していくのに対し、牡牛座は慎重に行動していくという傾向があります。
そのため、お互いのテンポが合わないことも考えられますね。
また、牡羊座が大切にしているのは「精神」というか「ノリ」みたいなものです。直感が「行ける」と思ったら考えるより先に瞬発力で動く!というような。
しかし、牡牛座が大切にしているのは「確実性」、物質的な証拠みたいなものです。過去にこういうことがあったからこうなんだ、こういうデータがあるからこれはこうだ、と何事も経験に基づいて判断したがります。
でもこの両者とも「一理ある」んですよね。
たとえばですが、まだ誰も着手していないような新しい分野のことは一秒でも早く判断していち早く始めれば、成功する確率が高まります。これは牡羊座的な成功のセオリーなんですね。
一方、牡牛座的に考えると「過去に前例がないものは成功するかどうか分からないから、やるかどうかはよく考えなければならない」となります。「失敗を防ぐことで成功の確率を高める」という全く逆のアプローチです。
このように牡羊座と牡牛座とでは真反対のやり方になるので、お互いに「合わない!」と感じてしまう可能性も高いと言えるでしょう。
この「物事へのアプローチの仕方の違い」が、「牡羊座と牡牛座は相性が悪い」説の根拠なのではないかと推測できます。
牡羊座と牡牛座は正反対だからうまくいく!
さて、世の中には「正反対な性質だからこそ成り立っている」という組み合わせがあります。
たとえば、男と女。ボ○イズ・ラブの「攻め」と「受け」。アクセルとブレーキ。ボケとツッコミ。
これらは全く逆の役割をお互いが担当することによって、関係が成り立っていますよね。
同じように、牡羊座と牡牛座は全く逆だからこそうまくいく関係なんです。
牡羊座が絶対にできないことを牡牛座がやる。逆もまたしかり、ですね。牡羊座と牡牛座は対になる存在なんです。

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牡羊座にとって牡牛座はどんな人?
牡羊座からみた牡牛座は「とろい」「めんどくさい」「水を差すようなことばかり言う」「頑固」というネガティブな評価もあるかもしれませんね。
しかし一方、「話をよく聞いてくれる」「落ち着いている」「忍耐力がある」「勤勉でまじめ」というような安心感を与えてくれる印象もあるのではないかと思います。
牡牛座にとって牡羊座はどんな人?
牡牛座からみた牡羊座は「説明不足」「軽率」「せっかちすぎる」「短気」というネガティブな面が目立つかもしれません。
しかし、牡羊座の「未知のものに向かっていく勇気」「すぐに反応できる瞬発力」「新しいものへの先見性」と「決断力」はすばらしいと思うのではないでしょうか。
牡羊座が牡牛座と仲良くするコツ
牡羊座の人にとって、「耳が痛い」意見を言ってくれるのが牡牛座の人。その意見はあまりに夢のない現実的なことなので思わず却下したくなるかもしれません。
しかし、牡牛座のアドバイスは「牡羊座の夢を現実にするため」のありがたい意見ですから、ぜひ耳を傾けてみてください。
本当は牡牛座だって牡羊座みたいにパッと行動に移したいんです。でも危険を伴う挑戦はしたくないのが牡牛座。現実に即した裏付けがないと動けないんだけなんです。
牡牛座が牡羊座のあなたのコンセプトを理解していないというわけではないので、そこは誤解しないように。
牡羊座は、牡牛座と足並みをそろえる必要はまったくありません。一人で行動できるところはじゃんじゃん「攻めの姿勢」で攻めちゃってOKです。
でも、攻めて攻めて…ふと我に返ったときに「あれ、これで良かったんだろうか?」となることもあるでしょう。
そんな不安に襲われたときこそ、牡牛座に助けを求めてみてください。ウザかったはずの牡牛座は、驚くほど正確に事態を把握しているはず。現実的に牡羊座がどうすればいいのかを指し示してくれることでしょう。
牡牛座が牡羊座と仲良くするコツ
牡牛座にとって牡羊座は「何をしでかすか分からない」存在なので、正直「対策のしようがない」と感じることも多いのではないかと思います。
さて、牡牛座の人は「未来は過去の積み重ね」だと思っていないでしょうか?
確かにそのような一面もあります。しかし想定外の出来事というのは必ず起こるわけで。
「未来は未来からやってくる」とも言えると思うのですね。過去と未来がぶつかったところに過去と未来がブレンドされた「現在」がある、というような感じです。
過去のデータだけでは分からないものがある限り、牡羊座の突拍子もない行動にも何かの意味があると考えた方が得策です。自分の持っている材料だけでは分からないもの、新しいものをもたらしてくれるのが牡羊座ですから。
「ばかげている」「軽率だ」と決めつけずに、牡羊座の考えを貪欲に取り入れてみてください。そうすることにより、今まで誰も思いつかなかったようなすばらしいアイディアが現実になるかもしれません。
牡羊座はパーッと飛び出していってしまう人なのですが、決してそこに自信があるわけじゃないんですよね。根拠はないけどそうせずにいられないというだけなのです。牡羊座に自信を与えて推進力を与えてあげるのは牡牛座の役目です。

まとめ。牡羊座と牡牛座は少しの努力でお互いの個性が生かせる良い相性!
牡羊座と牡牛座は最初は「考え方の違い」が際だってしまうので、すぐに意気投合というわけには行かないかもしれません。
しかしひとたびお互いの役割を理解すれば、自分がやるべきことと相手がやるべきことがハッキリするので協力しやすくなる関係だと思います。
どちらかというと、恋人同士よりも結婚してからの方がうまくいきやすいですね。恋人より夫婦の方がよりお互いの役割を意識して行動することになりますから。

牡羊座と他の星座との相性もあります。

牡牛座と他の星座との相性はこちら。
