こんにちは、元占い師ブロガー・「雑草の一花（@zassou_ichika）」です。
さて、今回は射手座と山羊座。冬至を挟んだふたつの星座ってことですね。
冬至は西洋占いでも東洋占いでも重要です。易者さんは冬至に年噬を立てて1年の運勢を占います。
射手座の作用も山羊座の作用も社会を作る上で必要なものですから、この社会にとっての父母みたいな感じかもしれません。
射手座と山羊座はお互いにないものをそれぞれが持っています。そして手分けしてそれぞれのやることをやっていけば大きな成果が得られます。
その成果というのも社会に「これだ！」とハッキリ提示できるようなものである可能性が高いですね。たとえば会社を設立するとかでしょうか。
タイトルにある「野心」ですが、射手座にとってのそれと山羊座にとってのそれは性質は違うものかもしれません。
射手座にとっての野心は燃えるような情熱のイメージでしょうか。山羊座にとっては高い山に登り切った達成感を得るためにコンスタントに一歩を踏みしめ続けること、かもしれません。
そんな「社会に打って出てみよう！」という射手座と山羊座の相性について、もう少し知りたいという方はここから先もお付き合いくださいませー。
射手座と山羊座は真逆だからうまくいく
射手座は春分から数えて9番目の星座で、山羊座はその次、10番目の星座です。
基本的に占星術では前の星座の性質のウィークポイントを踏まえて次の星座がある、という構造になっています。そのため、射手座の弱点を補完する役割が山羊座にはあるんですね。
では、その射手座の弱点と補完するための山羊座性質とはどのようなものなのでしょうか？
射手座は当て所ない冒険大好き
射手座は「火の柔軟星座」に属します。「火」は情熱や直感力に関係しています。
そのため、射手座はパッと思いついたことを「これだ！！」と実行しようとします。なぜそれなのか自分でも分からないし、やった結果どこへ行くのかも分からない。でも絶対やった方がいいと確信してる。という。
よく「射手座は旅の星座」と言われます。射手座にとって人生は放浪の旅です。
ここではないどこかに、自分の求める何かが待っている気がする。だから射手座は未知の旅へ出るんですね。
そのため、すごく見聞の広い人物になる可能性が高いです。知らない場所に興味をひかれて世界中どこへでも行きたいのが射手座。
たとえ現在のようなコロナ禍で遠いところに行けなかったとしても、射手座は今の場所で色々なことを学んで見聞を広めてるんじゃないかと。
このような射手座の姿勢にデメリットがあるとしたら「必ずしも成果につながるわけではない」ということです。
いつでも自分の世界を広げたいわけですから、一つのことに集中して成果を出すというのは少し苦手かもしれません。
そこで強力な助っ人となるのが山羊座なんですよね。
山羊座は計画的で慎重派
山羊座は「地の活動星座」です。大地が活動すると、山ができたりしますよね。
その山を登っててっぺん取りたいというのが山羊座なのです。
大きな山を登るためには本当に綿密な計画と準備が必要です。死の恐怖とも常に隣り合わせです。
そのようなシビアな世界を山羊座は着実に生きていき、一歩一歩山の斜面を踏み締め、いつしか頂上にたどり着きます。
射手座の旅は遙か遠くの景色を眺めるものでしたが、山羊座の道のりは足元をしっかり見ています。
そして山に登る目的もより安泰な安心安全な人生になるため、だったりするんですね。単に楽しいから、ワクワクするから、というのとは違います。
射手座と山羊座は役割分担してコラボしよう
見てきたように、射手座と山羊座ではだいぶ雰囲気が違いますね。ですが、協力できるところもあるのです。
たとえば、射手座が提案しないと山羊座は新しい世界に目を向けられないかもしれません。山羊座は足固めの方が大事なので既に知っているものでなんとかした方が安心ではあります。でももっと大きいことをやりたい野心は持っているんですね。
大航海時代の冒険家と王様みたいな関係かもしれません。射手座（冒険家）が「こんな土地がありましたよー！」と山羊座（王様）に報告する。山羊座はその情報をもとにそこに自分の国を作る計画を立てる、みたいな感じです。
自分にできないことをお互いがやってくれるからこそ、ひとりではなし得なかったことが可能になる。野心が達成できる。それが射手座と山羊座の強みなのでしょう。
射手座と山羊座はお互いをどうみるか
射手座と山羊座はコラボ可能なわけですが、まずは第一印象での「自分と違う考えの人だ」というのを受け入れていかなくてはなりません。
違うから、合わない！と決めつけるにはもったいないですからね。
射手座からみた山羊座はどんな人か
射手座はわりといつも夢見てワクワクしてる人なので、山羊座をみると「現実的だな」「ガツガツしてるな」みたいな。「この唯物主義者め」みたいな印象を受けるかもしれません。
射手座も山羊座も多くの人々を巻き込んでいくのが得意ですが、その方法論はちがいます。
射手座はそれこそ高揚感、ワクワク感で人を動かしますが、山羊座はカネで動かす、メリットを提示して動かすんですね。
これはどちらも間違ってはいないわけで。射手座は山羊座の考えを冷たいなーと思うかもしれませんがこれも大切なことなのだと理解していきましょう。
山羊座からみた射手座はどんな人か
山羊座は、実際に「これでいける！」と確信がもてるまで充分にシミュレーションしてからでないと動けません。そのため射手座のノープランで楽観的にすぐ動きだしてしまうところを見ると「なんて無謀な！」と驚くでしょう。
射手座はおおらかな木星が支配星で楽観的、山羊座は厳しい土星が支配星で悲観的、というコントラストがあります。
しかし「鉄は熱いうちに打て」の「打つ」作業を射手座はやっているわけなんですね。率先してリスクを冒す人がいなければ「安全」という概念もまた生まれないのです。
熱くした鉄を冷やし固めて使える形にしていくのは山羊座の役目ですから、射手座のしてくれたことを生かしていけたらいいですよね。
射手座と山羊座が仲良くする方法
対照的な射手座と山羊座ですが、「より高みを目指す」という点では共通しています。
射手座は精神的に高みを目指しますから聖職者とかアスリートとかになるかもしれません。山羊座は社会的に高みを目指すので、会社社長とか政治家とかになるかもしれません。
どのような形でも上を目指してきた人間としてお互いをリスペクトすることは可能です。
射手座が山羊座と仲良くするためにできること
いくら現実的な山羊座といえども、カネだけで人を動かすのには限界があると分かってはいると思うのです。でもどうしたら人がワクワクするのかを山羊座が考えるよりも射手座が考えたほうがうまくいきやすいでしょう。
射手座は山羊座に「ワクワク」のプレゼンを積極的にやっていきましょう。そのことが山羊座のヒントになり、山羊座が方向性に迷ってしまったときの打開策になるはずです。
山羊座がなぜ慎重になってしまったかというと、「確実に夢を叶えたい」という思いがあったからなんですね。その「そもそも」のところを射手座は山羊座に思い出させてあげることができるでしょう。
山羊座が射手座と仲良くするためにできること
射手座は自分の見識を広げたい気持ちが強いです。しかし、たとえば「節税」みたいなワクワクしない分野にはイマイチ食指が動かないことでしょう。
山羊座にとっては「節税できる！すげー！」みたいな、ある意味ワクワクな分野なんですけどね。
山羊座は射手座の浮き足だった側面をきちんとこの世界につなぎとめることができます。
射手座の現実感の薄さを責めたり戒めたりするのではなく、射手座だからこそ見えてくる景色も一緒に楽しめるような「心の余裕」を持ってみてください。
そして夢と現実との両立方法を一緒に考えて行けたらいいですよね。
まとめ。射手座と山羊座は共通の目標に向かっていける！
射手座と山羊座は対照的な部分が多くあります。射手座の夢に向かっていく感じと、山羊座の現実に向かっていく感じ。
射手座と山羊座が協力することにより、その両方がまるで呼吸のように作用して素晴らしいものが作り上げられていくでしょう。
「夢を現実にする野心」それが射手座と山羊座が共有することのできる心です。
二人でお互いの強みを引き出しあっていけばそれは自分たちのみならず、世の中の人も巻き込んで高みへと誘ってくれることと思います。
「自分のために」が「人のために」にもつながるふたりです。がんばってくださいね！
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