こんにちは、元占い師ブロガー・「雑草の一花（@zassou_ichika）」です。
すべての12星座の組み合わせで相性占いの記事を書くべく、鋭意執筆中でございます〜。
さて今回は、蠍座と水瓶座。
この二つの星座は色々深いテーマがあると思います。一般的には合わないとか相性が悪いとか言われてしまう組み合わせです。
しかし！もし蠍座と水瓶座のコンセプトをうまく混ぜ合わせることができたなら、理想的な人間関係のあり方や「無条件の愛」らしきものに近づける可能性までありますよ。
そのくらい、蠍座と水瓶座はパワフルな星座なんですね。伸びしろと可能性が果てしないです。
それではまず、それぞれの性質についてと何で「合わない」とされるのかを探っていきたいと思います。
蠍座と水瓶座は相性が悪い？
さて、さっそくで申し訳ないんですが一般的に占星術では蠍座と水瓶座は「相性が良くない」とされています。
蠍座は「水の不動星座」で水瓶座は「風の不動星座」。
水と風は相性が良くないとされ、不動星座同士は相性が良くないとされるので、この両者は仲が悪いのでは、ということなんですね。
しかし、これは古い価値観だと思います。今は自分と全く違った人との交流を通して大きく自分が成長できる時代になっています。
占星術ができたころの昔のように同質の人々で固まって狭い世界で生きるというのは、現代の個人にとっては伸び代がなく退屈で、あまり良いことではないかもしれません。
なので、敢えて私は蠍座と水瓶座は「違うからこそとても重要なご縁」だと言いたいのです。
蠍座は人と繋がり、水瓶座は離れる？
ではどのように蠍座と水瓶座は「違っている」のでしょうか。
蠍座は水の星座ですが、「水」は「ひとつになる」という性質があります。川の水が海に流れ込めば混ざってひとつの「海の水」になりますよね。
一方の水瓶座は風の星座で、「風」は「バラバラにする」性質です。濡れた髪をドライヤーの風に当てれば、水分はどこかへとバラバラに散って行ってしまいますね。
そして蠍座も水瓶座も「不動」の星座ですから、「両者一歩も譲らず」状態になるわけです。
抽象的な表現になってしまいましたが。
平たく言うと「ひとつになりたい、離れたくない」と願う蠍座と「一緒にされたくない、独立した個人でありたい」と願う水瓶座、という構図になるのです。
蠍座と水瓶座の共通点とは
では、本当に蠍座と水瓶座は違うから相容れないのかというと、そうではありません。
実は蠍座も水瓶座も「人と人との繋がり」という共通テーマがちゃんとあるのです。
ただし、蠍座と水瓶座では「人と繋がる」方法が異なります。
蠍座は「感情」で人と繋がり、水瓶座は「知性」で人と繋がります。
蠍座の「感情で繋がる」というのは、思い入れのある対象と心をひとつにしたいということです。その対象は、パートナーだったり家族だったり同じ思いを持つ団体だったりします。
水瓶座の「知性で繋がる」は、「異業種間コラボ」みたいな感じです。目的を達成するためには自分と違った才能を持った人が必要だけど、周りにはいない。そのときに遠くから適任者を探してきてその役割をやってもらう。ということです。
このように、蠍座も水瓶座も「特別な他者」の存在が不可欠です。その人と繋がるために、感情をひとつにしたり、技術面で協力してもらったりするのです。
蠍座と水瓶座は変化の時代に重要
蠍座のは思い入れのある人に自分の持っているものを惜しみなく与えます。これは、伝統とか世襲制に関係します。
水瓶座は思い入れではなく、最新の今ここにある理屈で考えますから伝統などは考慮しません。
たとえば世襲制の家族経営の会社（蠍座的な会社）があったとして、経営が傾いたとします。
そこで外部から社長を探してきて据えることになりました。またはAIに判断させることにしました（これらは水瓶座の要素）。ところがこの社長やAIは効率重視で会社に思い入れはないのでバンバンリストラしたりコストカットします。
現代によくありそうな現象ですよね。
ここで蠍座の人情に傾き過ぎると内輪だけでコソコソやって時代に取り残されます。しかし水瓶座に傾き過ぎると人としてどうなのよ！という殺伐とした感じになります。
蠍座と水瓶座がお互いを尊重し難しいバランスをうまく取ることができたなら、物心ともに満たされた状態になり、理想的な状態に近づけるはずです。
蠍座と水瓶座はお互いをどうみるか
違った個性を持った蠍座と水瓶座は、お互いの第一印象は「自分とは異質な人」であることは間違いなさそうです。
蠍座と水瓶座と同じ「不動星座」であっても牡牛座や獅子座は割と異質な人を遠ざける感があります。
しかし蠍座と水瓶座はともに異質なものを興味は示します。自分からは近づいて行きませんが、お互い遠巻きに観察する感じです。
蠍座からみた水瓶座はどんな人か
蠍座は自分の心や他人の心を重視して、言葉を選び、考えに考え抜いてから発言します。本質を突く、深い言動を心をがけています。
それに比べて、水瓶座の物言いはだいぶストレートで、ともすると正直すぎて人の心を傷つけるようなところもあります。
しかし水瓶座の言動は故意に人を傷つけようというものではありません。ただ事実を言っているだけなのです。
蠍座にも水瓶座の「悪気のなさ」は伝わっているとは思います。ただ、それは蠍座の鋭い洞察力の為せる業であり、ほかの人には水瓶座の分からないこともあります。
そのため水瓶座の言動を見た蠍座は「これ大丈夫か？」と、だいぶハラハラさせられる感じがあると思います。
水瓶座からみた蠍座はどんな人か
水瓶座はハッキリとした意思表示こそがお互いを知る最良の手段と考えます。明確に示されたその情報をもとに「この人がどんな人か」を判断します。
しかし蠍座は「自分を隠す」という性質があるので、水瓶座にとってはとても分かりにくい存在になるでしょう。蠍座にとって「自己開示する」というのは「賭け」みたいなものなのです。
自分の心を土足で踏み荒らされ酷いことになるか、または、これ以上ない深い一体感を感じるか、どちらかだと思っているのです。
蠍座は間違いなく過去に「色々苦労があった」し、「複雑な事情がある」人物です。
すぐに自己開示するにはあまりにも重すぎると思っていますから、あまりそこを突っ込まないであげてくださいね。
蠍座と水瓶座が仲良くする方法
蠍座と水瓶座はまるで違うようでいて、「人との繋がり」がテーマということは書きました。方法論は違えど同じ「繋がりを持つこと」が目的であれば折り合いをつけて仲良くすることはできますし、そのことにより大きな学びを達成できるはずです。
蠍座が水瓶座と仲良くするためにできること
蠍座の支配星は冥王星で、これは根底からの、天地がひっくり返るような変化を意味しています。これは蠍座の「徹底してやる」という姿勢を表現していると思います。
徹底してやることはもちろん素晴らしいことです。しかし「白か黒か」「0か100か」の考えになってしまい自分を苦しめることにもなってしまいます。
一方、水瓶座の支配星は「天王星」で、これはリニューアル、改善、改革の意味です。
水瓶座の考えだと、今までのいい部分は残して古くなった部分だけを変えようということになります。
このことから言えるのは、水瓶座が蠍座に対して「もっとこうした方がいい」と言ったときに必要以上に重く捉えなくていいということです。あくまで、その部分について「だけ」水瓶座は指摘しているのであって、「自分を全否定された！」と悲しむ必要はないのです。
蠍座は自分を丸ごと受け入れて欲しいし、他人のことも丸ごと受け入れる人なので、全肯定か全否定しか思いつかないこともあるかも知れません。
しかし水瓶座はそうではないのです。感情と知性は別のものであり、水瓶座はあくまで知性での話をしています。
そのあたりを頭に入れておくと、より水瓶座を理解しお互いのあるがままを肯定していくことができると思います。
水瓶座が蠍座と仲良くするためにできること
水瓶座はよく「宇宙人」とか言われてしまいます（鳩山元総理もそうでしたね）。
それは何を考えてるか分からない、独自の理論を持っている、「普通」の人には理解できない、というニュアンスがあります。
水瓶座からしてみると、「普通」ってなんだよ！そんなの知らねーよ！って感じだと思います。勝手に「空気読めない人」認定されて本当に失礼にも程があるぞと思いますよね。
実はある意味蠍座も「普通」になれなくて苦しんでる人なのです。蠍座の周りでは異常事態が起こってその結果「自分は普通ではないらしい」という思いを抱いているんですね。
水瓶座が蠍座とシェアできる感情はこの「異端者扱い」についてだと私は思います。なんだか「普通」になれないらしい自分を水瓶座は蠍座に伝えてみてください。
蠍座は水瓶座の心情を理解してくれて「心の距離が近づいたな」と思ってくれることでしょう。
まとめ。蠍座と水瓶座で「愛」を追求しよう
結局のところ、蠍座と水瓶座が近づこうとすると自分をあるがまま受け入れて、他人もあるがまま受け入れる、を実践せざるをえなくなります。
それはもう「愛」としかいいようがない、愛そのものだと私は思うのです。
異質だから近づかないでおこう、というのではなく、異質だからこそ認め合える可能性があるということを蠍座と水瓶座は教えてくれます。
ぜひこのレベルの高い「愛」を蠍座と水瓶座で追求していってみてください。それはこの世界に新しく素晴らしいものをもたらしてくれるでしょう。
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